鉄玉子はたまご型の南部鉄器です。
やかんやケトルに鉄玉子を淹れてお湯を沸かすと、お湯の中に鉄分が溶出されると言われています。
そのため、鉄玉子が貧血に効果があるのか気になる人もいるんじゃないでしょうか?
私自身、中学生の頃から貧血体質で26歳まで鉄剤や点滴を用いて治療をしていて。
実際に鉄玉子を使うまで、鉄玉子は貧血に効果があるのか物凄く気になっていたんですよね(*’▽’)
そこで、鉄玉子を使って1年経つ私が、
- 鉄玉子を使って得られた効果
- 鉄玉子に副作用はあるのか
- 効果的に鉄分を取り入れたい人におすすめのお茶
をご紹介していきたいと思います(*’▽’)
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鉄玉子は貧血の効果なし?使った感想について
鉄玉子を使ってお湯を沸かすと、鉄分がお湯の中に溶出するので簡単に鉄分が取れます。
鉄玉子1個、水1Lでお湯を沸かすときに溶出される鉄の量
沸騰したら0.042㎎
3分後、0.050㎎
10分後、0.069㎎
参考:ザ・鉄玉子公式
そこでまずは、鉄玉子で期待できる効果と使った感想についてご紹介していきます。
鉄玉子にはどんな効果が期待されているの?
鉄玉子にはどんな効果が期待できるかというと、鉄分が摂れるということもあって「貧血予防」に効果が期待されています。
特に鉄玉子から溶出する鉄分は身体に吸収されやすい「二価鉄」なんです…!
食品で二価鉄をとるには、レバーや魚介類などの動物性食品を積極的に摂らないといけないので、お湯を飲むだけで二価鉄を得られるなんてラクですよね。
- 小松菜やひじきなどの植物性食品は吸収されにくい「非ヘム鉄(三価鉄)」
- 植物性食品は鉄分の吸収を助けるビタミンCと一緒に摂ると二価鉄に還元される
貧血になりやすい人ってそもそも「鉄の吸収が他の人よりも悪い傾向がある」ので、食事だけでは貧血が改善しにくい点があります。
だから、鉄玉子を使って二価鉄を継続的に摂ることで、貧血予防に効果が期待できます。
鉄玉子を使って実際に感じている効果
私は中学生の頃からずっと貧血気味で、鉄剤や点滴で治療をしてきました。
そして、治療半年したらまた貧血になって治療再開…という悪循環を10年以上繰していたんですよね。
しかし、今、治療を終えて1年経つものの検査値はHbもフェリチンも正常範囲内のまま。
食事も鉄分の食材を使うように心掛けているので、必ずしも鉄玉子のおかげで貧血になっていないとは言えませんが…。
貧血にならないように予防することはできるんじゃないかな?と感じています。
ちなみにTwitterでは鉄玉子に対して、以下のような意見もありました。
鉄瓶も鉄玉子も扱いがめんどくさい(気が向いたときだけちょっと使う、みたいな使い方に向かない)わりにはそこまではっきりとした効果を感じたことがないので、検査で基準値下回るくらいの貧血は粛々と鉄剤飲むのがいちばんコスパがいいなーと思ってます。
— iridori (@iridori) October 16, 2019
まさにその通りで、検査で基準値を下回るような貧血の人は、病院で鉄剤もらって治療するのが1番です(笑)
鉄玉子は治療後、貧血にならないように現状維持するためのものだと考えた方がよいかなと。
貧血に既になっている場合は、病院で治療が必要。
あくまで鉄玉子は「貧血になりやすい人が貧血予防のために生活に取り入れる」というのが理想的。
鉄玉子を実際に使ってみた使い心地
鉄玉子を実際に使った使い心地としては、お湯の味は全く変わらないので続けやすいです。
ただ、お手入れがやや面倒くさい…というのはありますね。
ですが、鉄のフライパンを使うよりはお手軽だなと感じています。
赤サビがひどくなったら手入れをする程度で大丈夫。
あまり手入れしすぎると、湯垢がつかなくなるので…適度に手入れするくらいが丁度良いと思います。
鉄玉子に副作用はあるの?
鉄剤を飲むと胃が荒れやすく、気持ちが悪くなる…という話はよく聞くものだと思います。
私も鉄剤を飲んでいたときは胃が荒れすぎて、胃薬必須でした。
そのため、鉄玉子には副作用があるのか気になる人もいるのではないでしょうか。
実際、鉄玉子の公式では副作用は報告されていません。
鉄剤を続けるのはしんどかったですが、鉄玉子は吐き気といった身体への影響は全くありませんでした。
そもそも鉄玉子と鉄剤では鉄分含有量が違う
- 経口投与の鉄剤は1回あたり50~200㎎の鉄分
- 鉄玉子は沸騰時で0.042㎎、3分後で0.05㎎、10分後で0.069㎎の鉄分
鉄分の含有量が全く違うので、身体に影響はほとんどないと考えます。
鉄玉子を使って飲む「おすすめのお茶」と注意点
もちろん、私もその1人でお茶を沸かすときには必ず、鉄玉子を使っています。
でも、飲むお茶の種類によっては「鉄玉子の効果を半減させてしまうものがある」というのをご存知でしょうか?
そこで続いては、
- 鉄玉子と相性の悪いお茶
- 鉄玉子を使って淹れるのにおすすめなお茶
をご紹介していきます(*’▽’)
鉄玉子と相性の悪いお茶とは?
お茶に含まれるカフェインやタンニンには鉄分と結合してしまう性質があります。
つまり、鉄玉子を作ったお湯でカフェインやタンニンが多いお茶を淹れてしまうと、せっかく溶出した鉄分の吸収を阻害してしまうんです…( ;∀;)
特に鉄玉子と相性の悪い「カフェインやタンニンが多いお茶」は、以下の茶葉となっています。
カフェインやタンニンが多いお茶
- ウーロン茶
- 緑茶
- 紅茶
- ほうじ茶
また、カフェインとの相性も悪いですから、コーヒーと鉄玉子の相性も良いとは言えません。
鉄玉子と相性の良いお茶とは?
では、タンニンやカフェインが含まれていないお茶ってどんなものがあるかご存知でしょうか。
鉄玉子と相性の良いお茶として1番おすすめなのは「コーン茶」です。
なぜなら、コーン茶は「タンニンもカフェインも含まれていないお茶であり、鉄分も豊富」だからです。
とはいえ、コーン茶以外にも鉄玉子と相性の良いお茶はあります。
以下に「鉄玉子と相性の良いお茶」と「鉄分が豊富なお茶」をまとめているので、参考にしてみてください(*’▽’)
タンニンは微量に含まれるけれど、カフェインレスなお茶
- 麦茶
- ルイボスティー
- ごぼう茶
- たんぽぽ茶
鉄分が含まれているお茶
- コーン茶
- ルイボスティー
- たんぽぽ茶
- ごぼう茶
つまり、カフェインレスでタンニンの少ない&鉄分が豊富なお茶を鉄玉子で淹れると、さらに多くの鉄分を吸収できることになります( *´艸`)
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鉄玉子は貧血予防におすすめ!継続的に使っていこう
鉄玉子は貧血に日頃からなりやすい人が継続的に使っていると、貧血になりにくいです。
ただし、前述した通り、すでに貧血が悪化している場合は「鉄剤」で治療するのが大事。
鉄剤で治療後、再び貧血にならないように体内の鉄を維持すると考えて「鉄玉子」を利用してみてください(*’▽’)