結婚を控えていると手続きの準備に忙しいですよね。
あれもこれもしていると、何か不備があるんじゃないかとか不安になる方も多いと思います。
また、結婚を控えている方の中には
なんて結婚後の印鑑のことで悩まれる方もいるんじゃないでしょうか。
私も結婚後の印鑑については、悩むことが多かったです。
そこで、今回は実際に結婚して経験したことを踏まえて、
- 結婚したら印鑑登録は必要なのか
- 印鑑登録の手続きはどうするのか
- 印鑑登録する印鑑の条件や注意点
- 実印と銀行印は一緒に使ってもいいのか
という内容をご紹介していきます。
でもその前に…!
そもそも印鑑登録って何だろう?と思う人もいると思います。
印鑑登録とは以下の通り。
印鑑登録とは
- 印鑑登録は印鑑登録証明書の取得に必要な手続き
- 実印の証明
- 住民登録地の役所にて登録する
- 印鑑登録証明は自動車の登録、不動産取引、遺産相続などの手続きで必ず必要になる
この点を踏まえて、お話していきますね。
結婚したら印鑑登録は必要?いつ登録するといいの?
率直に言うと、結婚してすぐに印鑑登録証明書を使う機会は少ないです。
そのため、必ずしも結婚したからと言って、印鑑登録をする必要はありませんし、いつ登録したっていいんです。
ですが、印鑑登録は実印証明。
入籍を機会に登録をしておくと
- 印鑑登録のために役所に行く手間がなくなる
- 印鑑登録をし忘れることを防げる
といったメリットがあります。
また、結婚後は人によっては色んなイベントがあります。
- 住居の賃貸契約
- 住宅ローンの契約
- マイカー購入 など
印鑑登録証明書を利用する必要がありますから、実印が必要なイベントがあるなら、入籍を機に登録するようにしておきましょう!
どのみち、いつかは登録しないといけないことも多いので、結婚と同時に登録しておくと便利です^^
結婚する前に印鑑登録していた人は
- 市外へ引越しした場合
- 氏名の変更をした場合
などで破棄され、新しく印鑑登録する必要があります
印鑑登録の手続きはどうするの?注意点は?
- 印鑑登録をするはんこを用意する
- 必要な書類(身分証明書)、手数料を用意しておく
- 住所地のお役所で印鑑登録の手続きを行う
上記のことから分かるように、印鑑登録の手続きはすぐに終わりますよ。
それでは続いては、印鑑登録をする上で気を付けたいことをご紹介していきます。
印鑑登録ができる印鑑の条件
実印は印鑑の中でも最も重要度が高いもので、偽造されると非常に困るもの。
そのため、印鑑登録をする印鑑は実印を取り扱う印鑑専門店で作成しておきたいところです。
そんな実印として登録可能な印鑑の条件は以下の通りになります。
- 印影の大きさ(はんこを捺印したサイズ)が1辺8~25mmの正方形に収まる
- 丸、楕円形、正方形、長方形など形の制限なし
- 住民票に登録されている氏名、氏、名、または氏および名の一部を組み合わせたものが登録可能
- 戸籍上は旧字であっても、実印は新字でもOK
実印を作る際は印鑑屋さんにオーダーすることになるのですが、値段は素材、サイズ、掘り方によっても違ってきます。
私は7000円程度のものを作りましたが、安いものでは2000円程度から作ることができますよ。
\実印以外にも豊富に揃ってる/
印鑑登録できない印鑑の特徴
銀行印で登録できる印鑑であっても、実印登録ができない印鑑も存在します。
印鑑登録できないはんこの特徴は以下の通り。
- 他の人が同じはんこで印鑑登録済み
- 印影が不鮮明、文字が切れている
- 印影が規格外
- はんこの外枠がない
- 住民票に登録されている本名以外(ニックネームなど)
- 氏名以外の情報が載っている(職業、生年月日など)
- ローマ字
- ゴム印やプラスチックなど変形しやすい素材
- 三文判やシャチハタ
印鑑登録をする際に実印を作成していれば、上記のようなことを気にする必要はありません。
しかし、実印として作成したわけではないはんこで印鑑登録をする場合は注意しておく必要があります。
夫婦で同じ印鑑登録はしない方がいい
1つの印鑑に印鑑登録は1回までしか行うことができないので、本来であれば夫婦で同じ印鑑登録はできません。
しかし、実印が名字のみのものであれば、夫婦別々に印鑑登録をしに行くことで1つの印鑑を一緒に使うことができるんです…。
ですが、夫婦で同じ実印を使うことはやめておいた方が良いです。
なぜなら、
- 夫婦共有名義で契約や購入をする際、同じ実印は使えない
- 本人になりすまして相手の名義で借金などができる
といったデメリットがあるから。
夫婦で同じ印鑑を登録することにメリットはないので、夫婦別々で実印を作っておきましょう。
結婚して印鑑登録をするなら、実印の名前はどうする?
そんな実印を名字にする人もいれば、下の名前、フルネームにする人もいるのをご存知でしょうか?
実印は規定によって「住民票に登録されている氏名、氏、名、または氏および名の一部を組み合わせたもの」とされています。
そのため、以下の3通りの実印登録が可能。
- フルネーム
- 名字のみ
- 名前のみ
そこで続いては実印をフルネーム、名字、名前で作るメリットについてそれぞれご紹介していきます。
実印をフルネームで作るメリット
印鑑登録をするのであれば、実印はフルネームで作ることが1番良いです。
なぜなら、フルネームの印鑑であれば以下の点で安心になるから。
- 本人証明できるはんこ
- 偽造防止になる
- 家族内での実印の取り間違えがない
ただし、女性の場合はフルネームで実印を作ると「結婚・離婚」などで名字が変わってしまうので、実印を作り直す必要がでてきます。
実印を名字で作るメリット
実印を名字で作るメリットとしては、印影が潰れにくいという点があげられます。
文字数や画数が多い場合、印字が細かくなりすぎると押印したときに文字が分からないこともあります。
いくら実印が複雑な掘り方になるとはいえ、印影が潰れてしまっては元も子もありません。
ですがセキュリティの観点から言うと、フルネームで作る方が好ましいと言えるでしょう。
実印を名前で作るメリット
男性の場合は実印を名前で作る人はほとんどいませんが、女性の実印は名前のみにしておくことがオススメです。
なぜなら、結婚や離婚を機に姓が変わる可能性があるからです。
名前の実印であれば、結婚や離婚をしても印鑑登録をしなおす必要もないんですよ。
ただし、女性であっても社会的立場を考慮する方は、フルネームで作成するのもOKです。
フルネームは先程も述べましたが、偽造防止にもなってきますからね。
\私はピンクパールの可愛い実印作りました/
実印と銀行印は一緒に使ってもいいの?
実印と銀行印は「分けておいた方が安心」と言われていますが、一緒に使ってしまっている人も多いですよね。
では、なぜ実印と銀行印を一緒に使っていると悪いのかというと以下の理由があります。
- 偽造や紛失、盗難リスクが高まる
- 印影が流出してしまうリスクが高まる
- 印鑑を紛失したら、手続きが大変
確かに実印と銀行印を一緒にしていると、印鑑を1本で何でもできるから便利。
でも、今どき誰に悪用されるかわからないので、リスクを考えると分けておく方が安心です。
とはいえ…実印と銀行印の見分けが付かないなんてなると困るので、
- 実印と銀行印のサイズを分ける
- 実印と銀行印で掘る名前を変える(フルネームと名前、名字と名前など)
- 違う色の印鑑を持つ
といった工夫をしてみると、2本持ちでも分かりやすいですよー!
結婚して印鑑登録をするのは、実印を見直す機会!
結婚して印鑑登録をするときが、自分の実印を見直すいい機会です。
これまで実印と銀行印を一緒にしてしまっていた人は、結婚を機に2つに分けてみると良いですし、実印を持っていなかった人は実印作成をするチャンス。
私も夫も結婚を機に、実印を見直すことができました。
ぜひ皆さんも、実印や銀行印といった印鑑を見直してみてはいかがでしょうか。
\実印を作るなら/