遠距離恋愛のまま入籍するとなると…周りに経験者がいなくて、何から手を付けていいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
遠距離恋愛で入籍を控えている人からすると
- 先に入籍するってどういう手続きが必要なの?
- 必要な準備は?流れは?
- 遠距離のまま入籍って生活はどんな感じなんだろう?
って色んな疑問が浮かんでくることだと思います。
中には今、とっても不安に感じている人もいるんじゃないでしょうか…。
そこで、今回は遠距離恋愛で先に入籍だけ済ませる方に向けて、私の経験から
- 先に入籍だけするときの必要な準備
- 遠距離のまま入籍するときの手続きの流れ
- 遠距離恋愛まま、入籍だけするときの良い点・悪い点
といったところに焦点を当てて、ご紹介していきます!
私たち夫婦の経験談を所々載せながら説明しているので、ぜひ、参考にしてみて下さいね。
遠距離恋愛のまま、先に入籍だけするときに必要な準備は?
遠距離恋愛カップルの中には、仕事などやむを得ない理由から、近場にいない状態で入籍をするカップルも少なくはありません。
そこでまずは、遠距離恋愛のまま、先に入籍するときの準備はどうしたらいいのか…私たち夫婦の例を踏まえながらご紹介していきます^^
ちなみに、私が入籍するときは「結婚1年目のトリセツ」が入籍の手続き~退職など含めて参考になったので…1冊持っておくと安心すると思いますよ~。
婚姻届は早めに準備をしておこう
遠距離のまま入籍するのであれば、離れているからこそ…いつハプニングが起こるかは分かりません。
そのため、婚姻届は早めに準備しておいた方がいいです。
会って一緒に婚姻届を書くことができなかったので…
- 婚姻届製作所で婚姻届を多めに入手
- 婚姻届と記入見本を彼に郵送
- 彼が自分の分を全て記入して返送
- 私が自分の分を全て記入し、証人欄を義両親に記入してもらう
というのを婚姻届の提出前日に終えるという…。
あの時の私は、不備がないかどうか気がかりで胃が痛くなっていました。
婚姻届は早めに準備して、最寄の役所で一度2人で確認してもらう方が良いです!
- 証人欄の記入があるので、2週間前には準備 → 役所で確認が安心!
- 書き損じ用に婚姻届は3枚程度用意しておくと心強い
印鑑はふたり分を用意
婚姻届は何かしらの不備があると、役所に持って行っても受理されません…。
遠距離恋愛をしていると、会えるタイミングも少ないのでせっかくのチャンスがもったいない!
確実に受け取ってもらえるためにも、ふたり分の印鑑(旧姓のもの)を持っていくようにしましょう!
もし、1人で行くときも2人分の印鑑は忘れないでくださいね。
- 実印でなくても提出できる(シャチハタやスタンプ印は不可)
- 1人で提出する場合もふたり分の印鑑を用意
- 届け人署名欄以外は1人で訂正ができる
- 届け人の署名欄は必ず本人が記入。本人がいないと修正・受理ができない
とりあえず、署名欄記載だけは間違えないで……!!!
苗字が変わる人は新しい印鑑を作っておこう
遠距離のまま先に入籍するとはいえ、苗字が変わってしまうので新しい印鑑を作っておきましょう。
私は入籍を終えたら、印鑑登録や銀行印の変更など何かと…新しい印鑑が必要でした。
ぽけーっとしすぎて、印鑑を作りに行く時間がなくてですね…。
ネットで注文しましたが、ハンコヤドットコムは非常にクオリティの高く納得のいく印鑑を作ってくださいました^^
実印のような難しい造りのものでも、即出荷してくれたのでおすすめです。
\綺麗な実印が作れました/
戸籍謄本(結婚前の本籍地以外に提出する場合)を準備
遠距離のまま入籍する人は、本籍地以外に提出する人も多いと思います。
本籍地以外で婚姻届を提出する場合、戸籍謄本を一緒に提出する必要があるんですよね。
婚姻届と一緒に早めに準備しておきましょう!
本籍地から遠方の人は、
- 郵送での取り寄せ
- 地域によっては役所で取り寄せ申請ができる
ので、ぜひ活用してみてくださいね。
顔写真付きの本人確認書類を準備する
婚姻届を提出するときは、提出者の本人確認書類が必要になってきます。
本人確認書類としては以下のものがあります。
これらの書類も、婚姻届を提出後に変更しないといけないので…新しい住民票が出来上がり次第、氏名変更しに行きましょう^^
以下にもう一度、遠距離恋愛のまま先に入籍だけするときの準備をまとめますね。
- 婚姻届(本人署名欄が間違えていないことを確認)
- ふたりの印鑑(シャチハタ・スタンプ印不可)
- 戸籍謄本(本籍地以外での提出の場合)
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード)
- 新姓の印鑑
せっかくの入籍ですから、しっかり揃えて準備万端にしておきましょうね~!!!
遠距離恋愛のまま入籍だけする人の手続きの流れは?
さて、遠距離恋愛のカップルが入籍するときの準備についてお話しましたが…。
遠距離のまま先に入籍だけする場合、普通よりも手続きが複雑と言われています。
そこで続いては、入籍だけ先にするカップルの婚姻届提出から引っ越しまでの流れをご紹介していきますね。
Step1.婚姻届を提出する
遠距離恋愛のまま入籍だけする人の手続きとして、まずは最初に婚姻届の提出がありますよね。
婚姻届を提出するときは以下を確認しておきましょう!
- 婚姻届の用紙に不備がないか
- ふたり分(旧姓)の印鑑(スタンプ印やシャチハタNG!)があるか
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)を準備しているか
- 本籍地以外で提出する人は戸籍謄本を持っているか
- 職場の手続きで必要な人は婚姻届受理証明書をもらう
役所に行けば、職員の方が婚姻届をサッとチェックして、不備があれば持ってきた旧姓の印鑑で訂正をしてくれます。
Step2.新姓になったら改姓手続きをする
新姓になったら、色んな改姓手続きをしにいかないといけません。
個人的にオススメなのは以下の順で手続きを行うこと。
- 役所で新姓の住民票を取得する
- ついでに新姓の印鑑で印鑑登録もしておく(住民票が変わらない場合)
- 運転免許証の氏名変更をする(色んな手続きで使う)
運転免許証まで手続きを終えたら、以下のものの手続きをしていきましょう。
《改姓手続きが必要なもの》
- 銀行口座
- パスポート
- 携帯電話
- クレジットカード
- 保険関連
- ネットショッピング
- ライフライン など
会社によって手続きに必要な書類は違いますが、運転免許証は「新姓と旧姓」が確認できるのでOKなところも多いです!
ぜひ入籍前に連絡して聞いておくと良いですよ。
- 銀行、携帯、クレジットなど:戸籍謄本が必要なところもあれば、運転免許証でOKなところもある
- パスポート:身分証と手数料が必要。挙式や新婚旅行で海外に行く場合、出発の1か月前には申請しておきましょう
Step3.引っ越しの1~2週間前までにする手続き
入籍後も遠距離恋愛のまま過ごしていると、そわそわし始める時期だと思います。
この時期にしないといけない手続きは以下の通り。
- 転出届を提出し、転出証明書をもらう(新天地が市外のとき)
- 電気やガス、水道の停止・開始の申請をする
- 郵便物の転送手続きをしておく
普通のお引越しと同じことをして、大好きな旦那さんや奥さんのところに行きましょう^^
Step4.引っ越しの2週間以内にする手続き
引っ越しをしたら、2週間以内にしないといけない手続きがあります。
引っ越しの2週間以内にする手続きは以下の通りです。
- 新住所の市役所や区役所で転出証明書と転入届を提出する(新居地の市外の人のみ)
- 転居届を提出する(新居地と同じ市内の人のみ)
- 新住所の住民票をもらう
- 運転免許証の住所変更をする(住民票が必要)
- 銀行、携帯電話、クレジットカード、保険etc…などの住所変更をする
- 社会保険、扶養などの手続き
遠距離恋愛のまま結婚をすると…お分かりだと思いますが、改姓手続きをしたことと同じことをしなければいけません…。
しかも、社会保険の手続きだったり、旦那さんの扶養に入る手続きなど…頭がパンクしそうなことが色々あります。
結婚をする前にぜひ一度、手に取って読んでみてください。
結婚に関するオール手続き&必要なものが網羅されているので…私にとって必須のバイブルでした。
遠距離恋愛のまま入籍する良い点・悪い点
続いては遠距離恋愛のまま入籍することの良い点・悪い点をわたし自身の体験からご紹介していきますね。
私の場合は、入籍から引っ越しまでのたった2ヶ月…の間でしたが、それでも色々感じることがありました。
私の経験談ではありますが、何かしらの参考になれば嬉しい限りです!
良い点①結婚が遠距離恋愛の安心要素になる
私は「結婚が遠距離恋愛の安心要素になる」っていうのが1番のメリットじゃないかな?と思っています。
遠距離恋愛だと相手が病気や事故に遭った時、恋人だと1番に連絡がきませんよね。
それが私にとって1番怖かったことです。
でも、結婚していれば、離れていても連絡が来ます。
そして、病院に入院しても会うことができますから、7年遠距離恋愛していたうちの2ヶ月だけだったけどとても安心しました。
良い点②電話のやりとりで新婚ごっこ楽しめる
遠距離恋愛は一緒に住んでいない環境だからこそ、電話越しで「奥さん」や「旦那さん」呼びをして、いちゃいちゃできるという!
しょうもないメリットとも言えますが、結婚できたんだ~っていう喜びをひたすら噛みしめていました。
今はほぼ毎日顔合わせるっていうものあって、恥ずかしがって言ってくれませんが(笑)
良い点③仕事を辞めるときに必要書類が新姓で便利
仕事を辞めるときに、必要書類が新姓で便利なのも遠距離恋愛のまま結婚したがゆえ。
私の場合は、地元に夫が戻ってきてくれた形なのですが、私の健康面のこともあって退職することになったので似たような感じです。
そのため、仕事を辞める前に名前が変わっていたということもあって、退職後に貰う書類がすべて新姓になっていて楽だったんですよね~。
悪い点①入籍・引っ越しの準備が大変
遠距離恋愛のまま入籍してしまうと…入籍も引っ越しも準備がとにかく大変なんですよね…。
相手が忙しくて入籍だけ先に済ませているという人も多いと思いますから、2人で一緒に行動するという時間がとにかくない!
私は入籍準備だけではなく、引っ越しのための部屋の契約・内覧も全部1人でする始末でした…。
2人で婚姻届を提出したり、部屋の内覧に行かれるカップルも、時間を合わせることは勿論、交通費もかかるので結構大変だと思います。
しかも入籍からの、新居への引っ越し…ということもあって、住所変更と氏名変更が二度手間ですからね。
悪い点②結婚した感じがあまりしない
遠距離恋愛のまま入籍だけしてしまうと…、新婚生活を一緒に過ごさないということもあるので、結婚している感覚があまりないんです。
旧姓から新姓で呼ばれてやっと、あ…結婚してたんだった…ってなることが多かったです(笑)
一緒に住んでからこそ、結婚している感じになるので、それまではまだ恋人感を楽しんだり、新婚ごっこを電話でしたりすると良いと思います。
悪い点③同居夫婦に比べて出費がかかる
やっぱり、二重生活になりますから生活費の面で、お金は2倍かかるのが大変ですよね。
そして会おうと思うと、交通費もかかってくる…。
生活費と交通費の出費は結構痛いものだと思います。
交通費なんて…ひぃってなるくらいの金額がかかってましたし…(泣)
義両親が生活費を出してくれましたが…あれがなかったら、私のお給料では夫の生活費まで余分に払うのは難しかったです…。
以下にもう一度、遠距離で先に入籍したときの良い点・悪い点をまとめてみました。
《良い点》
- 結婚が遠距離恋愛の安心要素になる
- 電話のやりとりで新婚ごっこが楽しめる
- 仕事を辞めるとき、必要書類が新姓で便利
《悪い点》
- 入籍や引っ越し準備が大変
- 結婚した実感があまりしない
- 同居夫婦に比べて出費が多い
遠距離のまま入籍するのは手続きや金銭面が大変だけど、何とかなる
遠距離恋愛のまま入籍するのは、入籍準備も大変だし、引っ越し準備も大変…。
でも、こうして1年前を思い出しながら記事を書いている今、とても幸せな気持ちでいっぱいになっています。
なぜなら、辛いこともいっぱいあった遠距離恋愛の最後を「幸せな気持ち」で締めくくることができたから^^
忙しかったけれど、それほど楽しい2か月間だったんです。
なので、手続きが面倒くさいよー!とか思っても、きっと乗り越えたらいい思い出になりますし、何だかんだで何とか乗り越えられます。
少しでも多くの遠距離恋愛カップルさんがスムーズに結婚から引っ越しまで、行うことができますようにー!